
Z6とAF-S NIKKOR 200-500mm F5.6/E ED VRで野鳥撮影を楽しませてもらっています。キヤノンの5DM4からの代替だったので、OVFとEVFとの違いや使い勝手に最初は戸惑いましたが、最近では少し慣れてきました。
特に動体撮影では、今のところOVFである5DM4に優位性を感じているのですが現状です。しかし、Z6にはミラーレス特有の良いところが沢山あり一眼レフからの代替を後悔しているわけではありません。
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今回の記事は、Z6で野鳥を快適に撮影する為に改善して欲しいところをお話したいと思います。おそらく共感してくれる方も多いのではないかと思います。
拡張高速連写速度を選べるようにしてほしい
Z6の拡張高速連写速度は12コマ秒です。12コマ秒の連写速度は、ニコンの一眼レフ最高クラスD5と同じ連写速度です。EVFで12コマ秒の連写をすると動きの遅い被写体だと追いかける事ができますが、野鳥の飛翔シーンなどの動きが速い時は、追いかける事が難しい時があります。
動体撮影で被写体を追いかける事が難しい原因は、EVFの表示遅延によりパラパラ漫画のように見えてしまうからです。連写コマ数が遅いと問題無いのですが、12コマの連写となるとそれが顕著に現れてしまいます。
Z6の連写速度は通常だと5.5コマですが、それだと遅すぎます。拡張だと12コマですが、この拡張の連写速度を12コマと9コマ(9コマは、僕の希望です)で選ぶ事が出来れば動体撮影での幅が広がると思います。
9コマの連写で練習して慣れたら12コマに挑戦して撮影する。もしくは被写体によって連写速度を変えても面白いかもしれません。
9コマでも十分の連写速度なので、次回のファームアップで連写速度を変える機能を付けてほしいです。技術的に無理なのかもしれませんが・・・。
AF-CでピンポイントAFを選択可能にしてほしい
AF-Cでは、ピンポイントAFが設定する事ができません。ニコンのホームページによると「静止画モードでAF-Sが選択されている場合のみ。このモード設定時にはコントラストAFが作動します。」とあります。
像面位相差AFとコントラストAFのコンビネーションを売りにしているようですが、なぜ、AF-CでピンポイントAFを設定すると像面位相差AFを作動する事ができないのでしょうか?
遠くの木に留まっている小型の鳥などを撮影しようとする時に、シングルポイントAFだとフォーカスポイントが大き過ぎて後ろの枝や葉にピントを持っていかれる事も多く、5DM4に比べて失敗写真が増えてしまっています。
ミラーレスカメラのシステム的な問題なのかニコンの技術的な問題なのかは解りませんが、一眼レフカメラでピンポイントAFで遠くの被写体をAF-Cで撮っている方は、Z6への代替えは考えた方がいいかもしれません。
Z7だとフォーカスポイントが493点と多いのでピンポイントAFが使えなくても問題がないのかもしれません。Z6のフォーカスポイントは、273点でZ7の約半分です。フォーカスポイントが多いという事は、より細かくAFを合わせる事ができます。
遠くにいる小さい被写体を撮る時は、Z6よりZ7の方がいいのかもしれません。
まとめ
Z6で野鳥撮影をしていて改善して欲しい事を2点程、挙げさせていただきました。操作性などを含めるとまだまだあるのですが、ミラーレスカメラになりボディが小さく軽くなっているので多少の操作性が犠牲になるのは仕方がないと思いこの記事では触れません。
高速連写のコマ数を落とせるよう選べるようになり、AF-CでピンポイントAFが選択可能になれば野鳥撮影に限らず動体撮影がかなり楽になると思います。
これからZ6で野鳥撮影などの動体撮影を行っているとまだまだ、改善して欲しい事が出て来ると思いますが現時点での感想だと参考程度に見て頂ければ嬉しいです。
これからも気が付いた事をレビューしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。