Z6で電車を撮影してきました。特急あずさなどのAF追従性などについて

D5を購入してからメインカメラがZ6からD5になり、最近ではD5での撮影が多くなっていました。Z6を購入してから野鳥撮影は何回か試してみましたが、電車や飛行機の撮影は試していませんでした。

久しぶりにZ6を持ち出し松本市の南部公園近くで電車撮影をしてきましたので、AFの合う速さや追従性などについてレビューしたいと思います。

 

 

結論を先に書くとZ6で電車撮影は、十分に可能です。AFも速く合い、向かってくる電車に対して12コマ秒の連写をしながらEVFで電車を追う事ができました。

RAWで連写しましたが、40枚の撮影でバッファがいっぱいになり連写が止まりました。時間にしたら3秒ちょっとです。連写可能時間が短いのだけが不満ですが、撮影方法を工夫すれば何とか撮影できます。

連写をしている時はEVFがカクカクした動きになってしまいますが、十分に被写体を追いかける事ができました。Z6のEVFは、OVF並みに見えるので大して違和感もありません。一眼レフを使っている人は、最初は慣れないかもしれませんが、すぐに慣れると思います。

新幹線のような走行スピードが速い電車だと解りませんが、特急列車ぐらいのスピードでしたらZ6で電車撮影は可能です。

 

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Z6で撮影した電車の写真

撮影機材、カメラ設定などについては下記の通りです。

  • 使用カメラ ニコンZ6
  • 使用レンズ NIKKOR Z 50mmf1.8 S
  • マニュアルモード F値 F8  ISO オート上限値25600
  • レリーズモード 拡張連続撮影12コマ秒
  • AFエリアモード シングルポイントAF
  • フォーカスモード AF-C
  • 手振れ補正ON(ボディ)
  • 画質モード RAW
  • ホワイトバランス  オート

シャッタースピードは状況によって変えていますので、都度、説明いたします。

 

Z6で電車を撮影した記念すべき最初の1枚です。被写体ぶれを防ぎたかったので、シャッタースピードは1/640秒に設定しました。この後、連写をしましたが40枚目で連写が止まってしまいました。1枚目から40枚目までピントが合っていてAFの追従性の高さを証明してくれました。

松本駅方面から来る普通電車は、南松本駅で停車してから走り始めるので、ゆっくりと向かって来ます。スピードが遅い為、AFの合う速さを検証するのに適さないので、次に来る特急あずさで試してみました。

 

カイツブリン
40枚目の写真も掲載しようと思ってたんだけど、間違って消してしまった事は内緒にしておこう・・・

次の写真は、特急あずさの新宿方面に行く始発電車で、連写を開始した1枚目の写真です。この写真のシャッタースピードも1/640秒です。あずさは南松本駅を通過するのでトップスピードで走っていますが、ピントの合う速さも合格点をあげられます。

ちなみに今回の撮影では、置きピンをしていません。向かってくる電車にたいしてAF速度を試して見たかったためです。

特急あずさでもバッファが詰まるまで連写をしました。上の写真は、連写途中の30枚目ぐらいの写真です。あずさのスピードでもほとんどの写真でピントが合っていました。5枚ぐらいピントがずれている写真がありましたが、十分なAF追従性能だと思います。

 

前の3枚の写真は、松本駅から新宿方面に行く電車の写真でしたが、上の写真は松本駅方面に行く電車を撮影した物です。つまりこちらから離れていく時のAF追従性を試してみました。離れていく電車でもAFが追従してくれて問題なく撮影する事ができました。

 

カイツブリン
写真を見ただけでは、どちらか進行方向かわからないなぁ・・・
最後は、シャッタースピード1/20秒で流し撮りをしてみました。写真がぶれてしまっていますが、これはカメラの問題ではなく腕の問題です。普段、流し撮りなんてしないのに、いきなり1/20秒で流し撮りをした事が大問題です。
上の記事で流し撮りをする時は、1/250秒のシャッタースピードから練習を始める事を書いているのに、いきなり1/20秒で流し撮りをするなんて無謀でした。練習すればZ6でも流し撮りは、可能だと思います。
連写した中でかろうじて見る事ができる1枚を参考に掲載いたしました。
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Z6で電車を撮影した感想

 

今回、撮影した場所は南部公園内ではありません。南部公園を出て左側にある踏切を渡り、すぐの道路を左折した場所で撮影しました。左折して少し歩くと右手にガスタンクが有るので、その辺りが南松本駅周辺のもう一つの電車撮影スポットです。

南部公園内で撮影するより障害物などが無く撮影がしやすかったです。近所の人が車を停めているので、撮影の際は注意してください。

今回は、50mmの単焦点レンズで撮影しましたが、この場所は50mmぐらいの標準域のレンズで撮影するのがいいと思います。望遠レンズだと電車が近づいた時に、大きく写り過ぎて撮影が難しくなってしまいます。

Z6での電車撮影は、快適に行う事ができました。AFの合う速さと追従性も全く問題がありません。AFエリアモードは、シングルポイントで撮影するのがいいです。ワイドエリアモードで撮影してみましたが、AFエリアが電車より大き過ぎて、横の柱などにピントが持っていかれる事が多かったです。

 

 

Z6と50mm1.8で電車撮影をするメリットは携帯性

1時間半程撮影を楽しみましたが、Z6と50mm1.8の組み合わせは軽く電車が来ない時は、左手で持って電車が来るのを待っていたのですが全く疲れなかったです。ストラップは付けていませんでした。

FTZのアダプターと200-500の望遠レンズを付けた時は、バランスが悪く重さが気になってしまいます。望遠レンズが必要のない電車撮影では、Z6で撮影するのが疲れなくてありだと感じました。Z6との望遠レンズの組み合わせは、70-300ぐらいの物がバランスがいいのかなと思います。

 

カイツブリン
望遠レンズを付けた時は、D5の出番かな。ボディが大きいので、望遠レンズを付けても重さが気にならないです。
いかがでしたでしょうか。Z6での野鳥撮影は合格点をあげる事はできませんでしたが、電車撮影では十分に合格点をあげる事ができました。機材を軽くしてAF/AE追従の12コマの連続撮影を楽しみたい方は、オススメです。みんなもZ6で電車撮影を楽しんでみませんか?
この記事を書いた人
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カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
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