野鳥撮影で練習するのに最適な身近な3種の鳥を紹介します

一眼レフで野鳥を撮影していて上手く撮れないことが多くあります。特に飛んでいる鳥を撮影するのは、なかなか難しいです。

飛んでいる鳥をファインダーに捉え続けたり、素早く動きがトリッキーな鳥は特に難易度が高いです。今の僕の目標は、カワセミのダイブシーンやボバリングをしている姿を撮ることです。

僕の撮影している場所ではカワセミと遭遇する確率は高くないのですが、昨年からカワセミの撮影を始めて、ダイブシーンやボバリングを撮影するチャンスが何回かあったのですが、全て失敗に終わってしまいました。

いつかはカワセミのダイブシーンの撮影を成功させるために、日々練習しかないと思っています。そこで、今回はカワセミのような動きが素早い鳥のダイブシーンや飛翔シーンの成功率を上げるために練習に最適な身近な鳥を考えてみたいと思います。

 

野鳥撮影の撮影テクニックについて書いています。

野鳥撮影の練習に最適な鳥

 

鷺は、池や沼などの水辺や田んぼなどで良く見ることができます。池などでは獲物を狙い、魚を捕食する姿を撮影することができます。良く観察をしているとエサを狙っているのが解るようになってきます。

エサを狙っていると感じたら、鷺の目にピントを合わせ続けて連写して撮影すれば魚を捕まえている姿を撮ることができます。鷺の顔は細長いので目にピントを合わせ続けるのは意外と難しいです。動きは緩慢なんですけどね。

また、鷺の飛んでいる姿も割と簡単に撮ることができます。鷺は体が大きく直線的に飛ぶことが多いので、飛翔シーンの入門には最適です。僕は、野鳥の飛翔シーンで最初に撮影に成功したのは鷺でした。

 

鷺の飛翔シーンを連写で撮影していて、連写終わりの1枚です。水面に降り立つところを撮影出来ました。

 

解りにくいかもしれませんが、小魚を捕まえたシーンです。エサを狙っているのを感じたので、連写で撮影しました。エサを狙っている時は、水面をジッと見ているので解りやすいです。

 

鴨も鷺と同様、池や沼、川などにいけば良く見られる身近な鳥です。鴨も良く観察すると、色々な動作を見せてくれます。

羽を広げてバサバサする姿、仲間と戯れて水面を走るように飛ぶ姿、飛び立ったり水面に降りる姿など撮影を楽しむことができます。

鴨は鷺より小さいですがカワセミなどの小型の鳥に比べ大きいので、鷺の飛翔シーンが撮れるようになったら次の練習に最適です。鷺に比べ鴨の飛翔シーンは、撮影難度が高いです。

また、鴨には色々な種類がおり日によって被写体を変えても面白いです。これから冬になり、たくさんの鴨が越冬のために日本にやってきます。

 

撮影できる鴨の種類

  • マガモ
  • カルガモ
  • オナガガモ
  • コガモ
  • ホシハジロ
  • キンクロハジロ
  • オカヨシガモ
  • ヒドリガモ

松本近郊で冬場に撮影できる鴨です。鴨だけでこれだけの種類を撮影することができます。

 

カルガモが羽をバタバタしながら走っているところを撮りました。鴨を撮影していると、面白いシーンに出くわすことがあります。

 

鴨が羽の水を飛ばすために、バサバサしているところです。バサバサする前に必ずする行動があるので、それを確認してから連写で撮影すれば簡単に撮ることができます。頭を水に入れて羽に水を掛ける動作をすれば、バサバサする合図です。

 

雀になると撮影難度が上がってしまいます。体が小さいのでピントが合わせづらく動きも早いです。警戒心が高いので、木の枝や葉などに留まる姿を良く見かけますが、長い時間同じ場所にとどまってくれません。

大抵、カメラのレンズを向けて撮影しようとすると逃げてしまいます。飛んでいる姿を撮ろうとすると、ファインダーに雀を入れるでけでも一苦労です。僕は、まだ雀の飛ぶ姿を撮れたことがないのです。

しかし、雀はどこにでもいる鳥で山などに出かけなくても家の近くでも撮影することができます。体の大きさもカワセミと同じぐらいなので、カワセミのダイブシーンなどを撮りたいと思っている僕にとっては、最高の練習相手です。

 

カイツブリン
雀って可愛くて、その姿に癒されます。
電線に留まっている雀です。500mmの望遠レンズで撮影しましたが、被写体が小さくピント合わせに苦労します。
電線に留まっている雀を撮影していたら、たまたま飛び立つ姿を撮ることができました。しかし、ピントは甘いので成功写真とは言えません。

その他の野鳥

身近に見られる鳥で他に練習にふさわしい鳥は、カイツブリとハクセキレイ、トンビでしょうか。

カイツブリは、池に行けば見られる可能性が高いですが、鴨に比べ動きが少ないです。池を泳いでエサを捕るために水中に潜る姿は頻繫に見ることができます。鴨に比べると飛んだり、羽をバタバタさせることは少ないです。僕は、カイツブリが好きなので姿を見かけたら必ず撮っています。

ハクセキレイも雀と同様、どこでも見ることができ姿も可愛いです。大きさ、動きも雀と大差ありません。雀の撮影に飽きたらハクセキレイを練習相手に選んでもいいかもしれません。

トンビは大型の猛禽類で上空を旋回していることが多いです。鷺よりも体が大きいので、鷺の飛翔写真がなかなか撮れない時に気分を変えて撮るのもいいと思います。トンビの飛んでいる姿は、格好いいです。これから白鳥が飛来する場所もあると思いますが、白鳥の飛んでいる写真を撮る練習にもいいです。

 

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まとめ

 

夏場は鳥の鳴き声が聞こえても葉が邪魔になり、なかなか姿を見つけられませんが、葉が無くなる冬は簡単に野鳥を見つけられ撮影チャンスも増えます。

これから冬になり、たくさんの冬鳥が越冬のために日本にやって来ます。紅葉が終わり、落葉が終わったら野鳥撮影の季節が本格的にやって来ます。家から遠出しなくても野鳥撮影の練習に最適だと思う鳥をご紹介させていただきました。

カワセミのダイブシーンを撮るために、雀で練習をし白鳥の飛翔シーンを撮るために鴨や鷺、トンビで練習しようと思います。

 

カイツブリン
この冬の目標は、カワセミのダイブシーンを撮ることと、アルプスの山々を背景に白鳥の飛翔シーンを撮ることです。
野鳥撮影が上手くいかないと思っている人、身近な鳥で練習してみませんか。
この記事を書いた人
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カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
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