一眼レフ 野鳥撮影でのオススメ撮影モード

皆様、こんにちは。カイツブリンです。

前の記事では、野鳥撮影で考えなくてはならない設定を7挙げて記事にさせていただきました。今回は、前回の記事より一歩踏み込んで撮影モードについて書いていきたいと思います。

 

撮影モードの種類

 

 

オート

カメラが絞り値、シャッター速度、ISO感度、露出などを自動的に設定します。撮影者はシャッターを押すだけでそれなりの写真を撮る事ができます。キヤノンでは、「シーンインテリジェントオート」と呼んでいます。

オートには被写体によって細かく設定してくれるモードがあるよ
・ポートレート     人物の撮影に背景をぼかして撮れるモード
・風景         風景撮影で青空や緑を鮮やかに写すモード
・クローズアップ    花などの小さな被写体に近づいて大きく写すモード
・スポーツ       動く被写体に自動でピントを合わせ続けるモード
・料理         明るく、色鮮やかに料理を美味しそうに撮れるモード
・キャンドルライト   明るさのばらつきを抑えるモード
・手持ち夜景      手持ち撮影で夜景を撮れるモード

まだまだ、ありますが上記はキヤノンの中のほんの一例です。撮影シーンを選べば簡単にシーンに合った被写体を撮影する事ができます。エントリー機に付いている事が多い機能です。

 

プログラムオート

露出(写真の明るさ)を自分で決めて、その露出に合わせてカメラが絞り値とシャッター速度を決めるモードです。オートと似ていますが、露出を自分で決める事が大まかな違いとなります。

余計な設定に気をそらされる事が無く構図に集中できるので、プロの写真家でこのモードで撮影している人もいます。

 

絞り優先モード

絞り値を自分で決めてその設定に合わせてシャッター速度をカメラが決めてくれるモーデです。キヤノンでのモードダイヤルでは、Avと表示されています。

被写界深度を決めるのに便利なモードで絞り値を開放にすれば背景をぼかして撮影でき、絞り値を絞ればパンフォーカスにして撮影する事ができます。

絞り優先モードは花や風景など動きのない被写体に向いている撮影モードです。

 

シャッター速度優先モード

シャッター速度を自分で決めてその設定に合わせて絞り値をカメラが決めてくれるモードです。キヤノンのモードダイヤルでは、Tvと表示されます。

シャッター速度を自分で決めるので、滝や川の水の流れや野鳥の飛翔シーンなど動きを表現するのに適したモードとなります。シャッター速度を遅くすると水の流れが滑らかに表現でき、シャッター速度を早くすると水しぶなどを止めて表現する事ができます。

シャッター速度優先モードは、電車、飛行機や野鳥など動いている被写体や滝や川などの水の流れを表現したい時に向いている撮影モードになります。

 

POINT

絞り優先モードもシャッター速度優先モードも撮影した写真が明るかったり暗かった時は、露出を変える事ができます。露出を変えると絞り値やシャッター速度がその露出に合わせて変わります。
絞り値やシャッター速度について下記の記事で説明しています。

マニュアル露出モード

マニュアル露出モードは、絞り値、シャッター速度を自分で決めて撮影するモードです。露出も自分で決める必要がある為ある程度の慣れが必要になります。

モードダイヤルは、Mになります。マニュアルモードを使いこなせば思い通りの写真が撮れるようになりますので、一度チャレンジしてみてください。

 

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野鳥撮影でのオススメ撮影モード

 

 

僕は、野鳥撮影ではマニュアルモードを中心に撮影しています。基本的な設定は、絞り値がf8、シャッター速度は1/1000秒か1/1250秒にしています。

 

ISO感度はオートにする

マニュアルモードで野鳥を撮影する時は、ISO感度はオートに設定しています。下限が100で上限が6400に設定しています。晴れた日ではF8、1/1000秒の設定でISO200~500ぐらいの間になる事が多いです。

夕方や曇りの日などの薄暗い時は、上限を12800まで上げて撮影に挑みます。

マニュアルモードにしてISOをオートに設定していると、背景をぼかして撮りたくて絞り値を5.6に下げるとカメラが自動でISOの数値も下げてくれるので、シャッターチャンスを逃す事が少なくなります。

 

カイツブリン
シーンによって絞り値やシャッター速度を変えても、ISOをオートに設定していれば自分でISOの数値を変える必要が無いのでシャッターチャンスを逃す事が少なくなります。

マニュアルモードで撮影する時は、慣れるまでISO感度をオートにする事をオススメします。

 

POINT

僕が野鳥撮影で使っている望遠レンズは、EF100-400mm f4.5-5.6L IS Ⅱ USMです。400mmでの開放f値は5.6になります。

 

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まとめ

 

野鳥撮影を始めた時は絞り優先モードで撮影していましたが、飛翔シーンが上手く撮る事が出来なかった為、しばらくシャッター速度優先モードで撮影していました。

絞り優先モードよりは失敗写真は減りましたが、背景をぼかして撮影したい時にモードダイヤルをTvからAvに変えてから絞り値の設定を変えている間に鳥が飛んで行ってしまいシャッターチャンスを逃す事が多くなりました。

マニュアルモードでISO感度がオートだと絞り値を変えるだけでシャッターを切る事ができます。今日は、飛翔シーンしか撮らないとか明確な目的がある時はいいかもしれませんが、野鳥撮影は行き当たりばったりの事が多いと思います。

最初は大変かもしれませんが、慣れたらマニュアルモードは便利だと思いますので僕は、マニュアルモードで野鳥を撮影する事をオススメいたします。

 

この記事を書いた人
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カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
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