
8月10日に松本市ですすき川花火大会がありました。一眼レフを始めた4年前に撮影をした事があったのですが、その時は、よく解らないまま撮影をしてあっという間に花火大会が終わった記憶があります。それなりの写真が撮れたと思いますが、撮影データーを紛失してしまいました・・・。
撮影した場所は、自宅のベランダと駐車場からです。打ち上げ場所からは少し離れていますが、近くに高い建物などがなく綺麗な花火を自宅からも鑑賞する事ができました。
今年は、お盆休みの最初の日という事もあり、久しぶりの花火撮影を楽しみにしていました。しかし、4年前と同じく自宅から撮影をしようと準備をして、待ちに待った花火が打ち上がったのですが花火が見えません・・・。
もちろん花火を撮影する事ができませんでした。
今回の事で花火を撮影する前にロケハンが大事だと痛感いたしました。そこで、今回は花火を撮影する前にやった方がいい事や必要な物、撮影方法について書いていきたいと思います。
花火撮影を失敗した理由
僕は、後でご紹介する花火撮影で必要な物は一通り揃えています。じゃぁ、なぜ花火撮影に失敗したのでしょうか?
一つ目の理由は、自宅のベランダの裏に桜の木があるのですが、その桜の木が4年前に比べ成長して高くなっていたようです。花火が桜の枝や葉に隠れてしまいほんの一部しか見られませんでした。
ベランダがダメなら駐車場からだと思い移動しました。しかし、4年前に花火が見えていた場所に家が建っていました。低い花火は全く見えなくて、高く打ち上がった花火も屋根にかぶって半分程しか見えなかったのです。これが二つ目の理由です。
情けない事にシャッターを切る前に敗北してしまいました。周りの環境の変化を考えず4年前と同じように撮影できると考えていた僕の完全なミスでした。
来年の花火大会にこの経験を生かす為に、花火撮影に必要な物や設定などについて忘備録のつもりで書いていきます。
花火撮影で準備する物
機材
花火撮影で重要なのはレンズ選びです。打ち上げ場所からどれだけ離れているか、花火だけを切り取るのか夜景と一緒に風景的に撮るのかで必要な焦点距離のレンズ変わってきます。初めての撮影場所なら、広角、標準、望遠の3種類のレンズを用意するのがいいでしょう。
三脚
花火はバルブモードで撮影する事が一般的です。その為、手持ち撮影だと花火がぶれてしまいます。長い時間シャッターを開けてもぶれないように、花火撮影ではカメラを三脚に固定して撮影します。
レリーズ
レリーズは必ず必要な物ではないですが、有ると便利です。カメラのシャッターボタンを押すとシャッターを押した反動で被写体ぶれを引き起こす可能性がありますが、レリーズを使うと被写体ブレを防ぐ事ができます。
また、バルブモードではレリーズを使う方が撮影が楽に行えます。
撮影の候補地を調べる
花火を撮影しようと考え必要な機材を揃えたら、次はどの花火大会を撮影してどこから撮影するのかの検討が必要になります。僕は、撮影場所の選定に失敗してしまいました。
すすき川花火大会の場合は、グーグルで調べれば撮影された動画などがアップされていました。何ヵ所か撮影候補地を決めたら、現場に行ってロケハンするのがいいと思います。ネットの情報を参考に何ヵ所かの公園を撮影候補地として考えていましたが、面倒ぐさかってロケハンを怠ってしまい安易に自宅で撮影できるだろうと考えて今回の失敗となってしまいました。
花火撮影の設定について
- 露出モード マニュアル
- F値 F8(F5.6~F11)
- シャッタースピード バルブモード
- ISO感度 100(64~320)
基本的な設定は、上記の通りです。絞りF8と最低感度を基準に光量不足なら1段づつ調整してください。ピントはマニュアルで合わせます。
まとめ
先程も書きましたが、すすき川花火大会は毎年8月10日に行われます。今年は、撮影場所のロケハン不足で花火撮影をできませんでしたので、来年以降で機会があれば花火撮影にチャレンジしようと思います。2020年8月10日は山の日の振り替えで休日なので、可能であれば来年リベンジします。
撮影機材の準備をしていて、いざ撮影となって出かけても花火が見えなく撮影ができなかったら何の意味もありません。面倒でもロケハンを行いましょう。
すすき川花火大会は、3600発の花火が打ち上がり松本では一番の花火大会です。山の日が近いこともあり、松本に来た時はぜひご鑑賞ください。松本市内にいればだいたいの場所から花火を見られます。松本は田舎なので高い建物が少ないですので。