RAW現像に最低限必要なパソコンスペックとおすすめメ-カ-について

RAW撮影で撮影したデ-タ-をLightroomやニコンの純正ソフトであるNX-Dで現像をしているのですが、ソフトの立ち上がりや現像作業がサクサク動かなく、かなりストレスを感じています。。

RAW現像に必要なパソコンのスペックと僕が使っているパソコンのスペックを調べてみると、RAW現像には向かないスペックのパソコンを使っていることが分かりました。RAW現像用にパソコンの購入を検討してみようと思い、どんなパソコンが良いのか色々と調べてみましたので、お話ししたいと思います。

こんな内容の記事です
★RAW現像に必要なパソコンスペック
★RAW現像をするのにおすすめなパソコンメ-カ-

 

型式 PC-NM150GA
メ-カ- NEC
CPU インテル Pentium プロッセッサ- 4410Y
メインメモリ- 4GB
ストレ-ジ 約128GB(Serial ATA)SSD
内蔵ディスプレイ 11.6型ワイド ス-パ-シャインビュ-LED IPS液晶
バッテリー駆動時間 約13時間
外形寸法 270x178x18.5mm(WxDxH)
質量 約904g

ここで注目して欲しいスペックは、CPU、メインメモリ-、ストレ-ジです。どのスペックもRAW現像を快適に行うスペックが搭載されていません。

 

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RAW現像に必要なパソコンスペック

次にRAW現像に必要なパソコンスペックを見ていきましょう。

 

RAW現像に必要なパソコンスペック
★CPU       Intel Core i5以上(出来ればIntel Core i7以上が理想)
★メモリー     16GB以上(高画素機は32GB)
★ストレ-ジ    SSD 512GB以上(多ければ多いほどいい)+HDDが搭載されていれば尚良い

重要なスペックのみ抜粋しました。僕の使っているPC-NM150GAに比べると大きく性能が劣っているのが分かります。それでは細かく見ていきましょう。

 

CPU

CPUはパソコンの頭脳です。CPUのスペックが高くないと画像処理が遅くてイライラするばかりかソフトも正常に動かないこともあります。従って、出来るだけ高性能のCPUを搭載したパソコンがおすすめです。

Core i5以上のCPUを搭載されているものなら、ストレス無く画像編集ができます。予算に余裕があるならCore i7が搭載されている商品をおすすめします。Core i7は、Core i5の倍の仕事ができるイメージです。特に高画素機を使用しているなら、Core i7以上が搭載されている機種がいいでしょう。

 

豆知識 Pentiumとは

僕が使っているノートパソコンのPentiumは、グレ-ドの低いノートパソコンに搭載されているCPUです。Core i5に比べて2ランクぐらい低いCPUとなります。Core i7とは3ランクぐらい低くなります。
その為、僕の使っているノートパソコンはRAW画像編集にはむかないパソコンだと言えると思います。

メモリ

画像編集では、メモリはとても重要です。RAWデータ-は大容量の画像デ-タ-を複数取扱います。メモリが少ないと処理にとてつもない時間がかかったり、最悪の場合はフリ-ズしたりします。メモリ不足は作業中の大きなストレスになってしまいます。一つのことを処理するのに、1分近く待たされるのは大きな無駄になります。

従って、メモリは可能な限り大容量なものにしておいた方が無難です。最低16GBは必要でD850などの4,000万画素以上のカメラだと32GBあれば安心です。

 

ストレ-ジ

メモリに次いで大事なのがストレ-ジです。ストレ-ジはHDD(ハードディスク)が主流でしたが、最近はSSDが主流となっています。その理由はSSDがフラッシュメモリのような保存方法のため、HDDのように音がしなくデ-タ-の出し入れがHDDより早いからです。

ストレ-ジがSSDだとOSやアプリケーションの立ち上げや動きがスム-ズになります。機種によってはSSDとHDDの両方搭載されている機種がありますので、こちらの方がおすすめです。

その理由は、SSDはHDDに比べて壊れやすく万が一SSDが故障してもHDDがあればパソコンを使うことができるからです。HDDも1TBあれば安心です。

 

ポイント

最近のSSDは改良され、昔に比べて故障しにくくなっているようです。

その他スペック

 

モニターサイズ

画像編集するのにモニターが小さいとピント位置など確認する時に苦労してしまいます。ディスクトップパソコンならそんな心配はいらないですが、ノートパソコンの場合は注意が必要です。15.6インチのサイズがあれば十分です。僕の使っているノートパソコンは11.6型なので、画像編集していると目が疲れてしまい長時間の作業が辛い時が多いです。

出来れば高画質の4Kモニターが搭載されていれば、最高です。4Kが主流になっている今、画質にもこだわるならモニターの質にもこだわりたいです。高画質をうたっているパソコンは、クリエイターパソコンと名乗っていることが多いです。

 

モニターサイズが大きいと持ち運びが不便

当たり前ですがモニターサイズが大きくなると、持ち運びが不便になります。普通のバックに入れることが出来なく、ノートパソコンを持ち運びをするために鞄を購入しないといけないかもしれません。もちろん重くなり、片手で持ち運ぶにも苦慮しそうです。

画像編集のしやすさを求めるか、持ち運びの機動力を求めるかは使用用途によって検討する必要があります。

 

バッテリーの駆動時間

画像編集を外出先で行う時はバッテリーの駆動時間も考慮しなければなりません。最近はカフェやイオンモールなどのフ-ドコ-トなどではコンセントがある施設も増えてきましたが、まだまだ外出先で電源を確保できないことも多いと思います。

バッテリーの駆動時間が10時間以上あれば安心ですが、5,6時間だとバッテリー切れの心配があります。

 

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RAW現像におすすめなパソコンメーカ-はどこか

それでは、2020年4月現在で僕が調べたRAW現像によさげなノートパソコンを販売しているメ-カ-ご紹介したいと思います。

 

マウスコンピューター

マウスコンピューターは長野県飯山市で生産されている国産品です。熟練した日本人によって組み立てられていて、液晶ディスプレイや電源ユニットが厳しい試験を行われています。

 

製品試験内容
★-5℃~45℃での環境試験
★室温40℃での連続稼働試験(500時間の連続稼働に耐えられたら製品化)

また、国産品でありながらコストパフォーマンスが良いのも特徴の一つです。国内メ-カ-なのでアフターサービスも高く、安心して購入できるメ-カ-と言えます。

乃木坂48と郷ひろみのTVCMを良く見ると思います。

 

DAIV

マウスコンピューターがクリエイタ-向けに販売しているブランドです。DAIV 3Nがおすすめです。CPUはCore i7-8709G、メモリ16GB、SSDは512GB搭載されていて、RAW現像するのに最低限なスペックを備えています。ただ、モニタ-が13.3型と少し小さいです。

また、DAIV 5Nというモニタ-が15.6型の商品もあります。スペックはDAIV 3Nと同じですが、CPUがCore i7-9750HなのでCPUの性能が少し違うのかもしれません。メ-カ-サイトの販売価格は、DAIV 3NもDAIV 5Nも一緒です。

 

dynabook(ダイナブック)

dynabookは、マウスコンピューターと同じく国産メーカーです。元は東芝のブランドでしたが、シャ-プが東芝グループでPC事業を行っていた東芝クライアントソリューションの株式を取得して子会社化しました。

商品のラインナップが豊富で、ビジネスから画像編集や動画編集を行えるスペックを持つモデルまで販売されています。価格は、ここで挙げるメ-カ-の中で一番高いかもしれません。しかし、国内メ-カ-であり、東芝ブランドの信頼性とアフターサービスの強みで人気のメーカーです。

 

MIS

MISはPCメ-カ-としては知名度は低いかもしれません。MSIは台湾に拠点があるグローバル企業で、1986年にSONY台湾の技術者であった5人によって設立された会社です。

MSIのノートパソコンの特徴は、薄型・軽量・高性能の三拍子。マウスコンピューターや後述するHPなど、いずれも本体が分厚くなりがちです。また、幅広いラインナップも魅力です。持ち運びしやすい薄型・軽量モデルをはじめ、ハイエンドモデルからエントリークラスまで、商品ラインナップが豊富です。

ただ、海外メーカーにしては価格が割高にです。国産メ-カ-である、マウスコンピューターに比べても数万円高い傾向にあります。

僕が調べた範囲でメモリーが32GB搭載されているメ-カ-は、MISだけでした。32GBのメモリーがあれば、高画素機の一眼カメラでも画像編集がストレス無くできると思います。

 

ASUS(エイス-ス)

ASUSもMISと同じく台湾に拠点を置くメ-カ-です。パソコンのマザ-ボ-ドの制作販売で世界的なシェアを誇っており、ノートパソコンも高性能モデルが揃っていることから高く評価されています。モバイルノ-ト、ディスクトップ、ゲ-ミング、クリエイタ-向けとさまざまなモデルがラインナップされています。

また、ASUSの大きな魅力はコストパフォーマンスが高いことです。高性能なモデルを、低コストで手に入れることができるので人気があります。

画像・動画編集に向いているモデルが「Zen Book」です。Core iシリーズ、高解像度ディスプレイを搭載されており、世界的にも人気の高い商品です。

 

HP(ヒュ-レットパッカ-ド)

HPは、性能が良いのに価格が安いことが魅力なメーカーです。アメリカの会社ですが、一部のパソコンは東京の昭島で生産され品質も高いです。また、世界シェアNo.1に位置する世界的なPCメーカーです。ちなみにプリンタも世界シェアNo.1です。

HPは世界No.1のシェアなので、パ-ツも大量に安く発注することができます。同じ商品を世界中に販売することで、徹底的にコストを抑えることができます。その為、他メ-カ-に比べて同スペックのPCを圧倒的な安さで提供しています。

 

画像編集向けのスペックを搭載しているパソコンは、店頭にほとんど展示していない

 

画像編集向けのパソコンのスペックを調べて家電量販店に見に行ったら、僕が欲しいスペックのパソコンがほとんど展示されていませんでした。Core i7とSSD512GBが搭載されているモデルはあったのですが、メモリが8GBというモデルがほとんどでした。

Core i7、SSD 512GB、メモリ16GBのスペックが搭載されている商品が展示されているメーカーは、dynabookとASUSだけでした。長野県で大きいと思われる家電量販店2店を回っての結果ですが、こういうところで田舎の弱点が出てしまいました。長野県では上位機種の一眼カメラを見れる店は少ないのですが、それと同じ結果となってしまいました。

 

 

ビックカメラなどの大きなお店だとあるのかもしれませんが、長野県で画像編集向けのパソコンを実店舗で探すのは難しいです。仕方ないので、価格コムなどインターネットで情報を収集しました。

 

まとめ

RAW現像に必要なパソコンスペックとRAW現像によさげなノートパソコンを販売しているメ-カ-をお話ししました。僕の使っているノートパソコンは、RAW現像にはスペックが全然足りない機種でした。RAW現像にかなりストレスがあり、もう一台のパソコンも動作が遅くなっているので買い替えを検討したいと思います。

ここで挙げたパソコンメ-カ-でRAW現像によさそうな機種は、改めてご紹介したいと思います。いや~、分かっていましたが、カメラってお金のかかる趣味ですね。

 

 

 

この記事を書いた人
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カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
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