長野県 姨捨駅で電車を撮影しました。姨捨駅の魅力について

一眼レフを始めてからずっと行きたいと思っていた姨捨駅(おばすてえき)にようやく撮影に行く事ができました。あまりに近過ぎていつでも行けると思っていたのですが、撮りに行こうと思ってから早いもので4年も経っていました。

姨捨の地名の由来は、はるか昔、食べる物に困っていた時代に60歳を過ぎて働けなくなった老婆を山に捨てた事が由来とする説が有力だと言われています。働き盛りの若い人達が食べていくためとはいえおぞましい言い伝えです。

実際に姨捨駅に行ってみるとそんな事があったとは思えないほど、景色が良く姨捨駅から見る善光寺平は素晴らしかったです。

そんな姨捨駅で電車を撮影してきましたので、姨捨駅の紹介と合わせてご紹介したいと思います。

 

姨捨駅へのアクセス

 

姨捨駅は、松本市と長野市の間にあり車か電車で行く事ができます。それぞれのアクセス方法を記載します。

車でのアクセス

僕は、松本市に住んでいるので松本(東京方面)からのアクセスを中心に書きます。

車では長野道を走るのが一番早いです。松本インターから長野方面に走ると姨捨サービスエリアがありますので、そこのスマートインターの出口で降りたら1キロも走らないで姨捨駅に着く事ができます。ETC専用レーンとなっていますので、ご注意願います。

駐車場は、姨捨駅から長野方面に250m行くとあります。駅利用者の駐車場ですが、少しの撮影ぐらいでしたら停めても大丈夫です。(僕は、3時間ぐらい停めていました)駐車スペースは15台ほどですが僕が撮影していた時は、停まっている車は4台ほどでした。

姨捨駅のすぐ横に駐車場が有りますが、月極駐車場となっておりますので駐車しないようにしてください。バスの待機場所もありますので、そこにも停めないようにお願いします。

長野市方面から来る方は、姨捨サービスエリアの出口は無く、麻績(おみ)インターまで行かなければなりませんので高速を使うのはオススメしません。千曲市まで行きそこから国道406号を使うのがいいと思います。

 

電車でのアクセス

松本駅から長野方面の普通列車に乗るのが一般的な方法です。約40分で姨捨駅に着きます。もしくは、リゾートビューふるさとというリゾート列車に乗っても行く事ができます。

特急列車は通過しますので、ご注意ください。

 

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姨捨駅について

姨捨駅のホームには無料で入る事ができるようですが、来駅記念券が200円で販売されていますので購入すればいかがでしょうか。姨捨駅に来た記念になるレトロな切符です。

姨捨駅の松本方面に行くホームからは、棚田や善光寺平の絶景が広がっています。駅のベンチも線路側ではなく善光寺平方面を向いて設置されているので、座ったまま景色を楽しむ事ができます。

駅の周りにはコンビニや飲食店などが無いので長時間の撮影を考えている人は、姨捨駅に来る途中で食べ物などを買う事をオススメします。駅には自動販売機が2機あるだけです。

 

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姨捨駅で撮影できる電車

 

姨捨駅に来てすぐにリゾートビューふるさとがやって来ました。上の写真は、松本方面のホームに止まったところを撮影しました。

観光客が一斉に降りてきてそれまで静かだった駅が賑やかになりました。電車や風景写真を撮影しようと沢山の人が降りてきたためです。観光客がゆっくり撮影を楽しめるように10分程停車しています。一緒に電車に乗っていたJRのスタッフ(美しい女性)が写真を撮ってくれていました。

リゾート電車が行ってしまったら、また、静かになりました。

 

特急列車は、姨捨駅には入線しません。姨捨駅の松本方面のホームから撮影する事は可能ですが、架線などが入ってしまいます。その為、上の写真は違う場所から撮影しました。

姨捨駅を出て右手方向に歩くと姨捨公園の案内板が出ています。看板通りに歩いていくと踏切の無い線路がありますので、そこを渡ると姨捨公園の入り口に着きます。撮影場所は、この姨捨公園の入り口です。

この場所は、長野方面、松本方面どちらから電車が来ても見通しが良い為、障害物の無い写真を撮る事ができます。電車の近くで撮影できますが、撮影に夢中になっていると電車に接触してしまう可能性があるので注意してください。

電車が通過する前に必ず警笛を鳴らされてしまいます。

 

姨捨駅のスイッチバック

 

姨捨駅は、スイッチバックが見られる全国でも珍しい駅です。

長野方面から来た甲府行きの普通列車です。本線を走ってきた列車がこの先で進行方向を変えます。この写真では、進行方向側を向いて撮影していますが、この先で電車がこちら側に向かって来て姨捨駅に入線します。

つまり、後ろ向きに進むわけです。

 

進行方向を変えて姨捨駅に向かっています。解りずらいかもしれませんが、写真の奥に見える跨線橋が姨捨駅です。

 

姨捨駅で撮影した感想

 

今回は、D5とニコン16-35f4で撮影しましたが、24-70などの標準レンズの方が撮影しやすいように感じました。ほとんどの写真を35mmで撮影しましたが、電車撮影では画角が広かったです。

 

標準レンズを持っていない弱みがここで出てしまいました。

 

D5は電車が遠くにいるうちから連写を開始しても、電車が通り過ぎるまで連写を続ける事ができました。その中で一番迫力ある写真を選ぶ事ができます。ただ、写真の選別が大変ですが・・・。

 

先に紹介した特急しなのの写真は、電車との距離がかなり近かったです。撮影場所を間違えれば間違いなく轢かれてしまいます。

 

今回は梅雨明けでかなり暑かったですが、もう少し涼しい時期でしたら長時間の撮影を楽しめると思います。あまりの暑さに3時間程の撮影でばててしまいました。また、望遠レンズを付けて姨捨駅付近を散歩して野鳥撮影も楽しめそうです。

一つ残念だったのが、Z6を持って来なかったことです。Z6の電車撮影能力を試せるチャンスだったのにふいにしてしまいました。近いうちに家の近くの南松本駅で試してみたいと思います。

最後に姨捨駅は、電車と風景を撮影できる場所なので興味のある人は、ぜひお越しください。

 

この記事を書いた人
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カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
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