ニコン Z6を購入したので野鳥撮影に行ってきました。一眼レフとの違いについて

5月16日のファームアップでニコンのZ7とZ6が動体撮影に強くなり、キヤノンの一眼レフEOS 5D MarkⅣから代替したいと言っていました。

どうしてもミラーレスカメラで動体撮影を試したくなり5DM4を下取りに出しZ6を購入してしまいました。購入した機材は次の通りです。

 

購入機材

  • ニコン Z6
  • AF-S NIKKOR 200-500mm f5.6E ED VR
  • NIKKOR Z 50mm f/1.8S

 

ボディの他に野鳥撮影用の望遠レンズと標準単焦点レンズも一緒に購入しました。どうしてズームレンズじゃなく単焦点レンズを購入したのかは改めて記事にしたいと思います。

今回は、Z6とニコンの200-500F5.6の望遠レンズでカイツブリと鴨を試しに撮ってきたので5DM4との操作性の違いと最初の撮影で野鳥撮影で使えそうかお話したいと思います。

 

Z6は野鳥撮影で使えるか?

 

12コマ/秒の高速連写

今日は、鴨とカイツブリが水面を泳いでいるところを12コマ秒の連写で撮影しましたが、この状況でも撮影が難しかったです。EVFがカクカクして泳いでいる姿を追い掛ける事ができません。

連写をしていると被写体がAFポイントから外れてしまいピンボケ写真が量産されてしまいます。OVFとEVFの差を実感してしまいました。

鴨やカイツブリは決して速い速度で泳いでいるわけではないので、この状況で被写体を追いかけれないのなら、飛んでいる鳥は問題外です。

2019.6.30追記  再生メニューの撮影直後の画像確認をOFFにすると拡張12コマ秒の連写でも被写体を追い掛ける事ができました。野鳥の飛翔シーンなどは、自分の腕次第で撮影できると感じましたので、色々試してみたいと思います。

 

AFの追従性能

AFの追従性能はいいと感じました。泳いでいる鴨やカイツブリ程度なら問題なく追従しますし、上空を旋回するトンビにもAFが追従していました。

Z6のEVFはOVFと遜色ないので、一眼レフで撮影しているように被写体を追い掛ける事ができます。しかし、シャッターを切ってしまうと追いきる事ができませんでした。

AFの追従性能はいいので、ファインダーを覗きながら被写体を追い掛けシャッターチャンスが来たらワンショットに賭けるような撮影方法しか今は思いつきません。

動きの速いカワセミなどの鳥には試していないので、次の撮影で試してみたいと思います。

 

ピントの合う速さ

Z6にFTZアダプターを付けたニコンの200-500mmf5.6で試しています。

ピントの合う速さも5DM4よりは若干遅いですが、十分早いと感じます。上空を旋回するトンビに素早くピントが合い追従してくれました。

ピントの合う速さと追従性能は合格点ですが、いかんせん12コマ秒で連写をするとEVFで追いきれないのが惜しいです。今回のファームアップでAF・AE追従で12コマ秒の連写ができるのが魅力的なんですが、動体撮影で12コマ秒を使いこなすのは難しいです。

FTZアダプターを付けるとピントが合うのが遅くなると聞いていたので、嬉しい誤算でした。

 

フリーズ状態からの復帰について

撮影チャンスを待っていてカメラがフリーズ状態になっていると、ファインダーを覗いても真っ暗で何も見る事ができません。シャッターボタンを押すとフリーズ状態が解除されるのですが、その時間が遅く感じます。体感では1秒ぐらいです。

野鳥の飛翔シーンや木に留まった鳥を撮影する時は、かなり不利になります。一眼レフならOVFなのでカメラがフリーズ状態になっていてもファインダーを覗いたら被写体を見る事ができます。フリーズ状態からの復帰も速いので、急に現れた被写体についてもシャッターチャンスを逃す事も少ないです。

フリーズ状態からの復帰を待っている間に鳥が何処かに行ってしまうかもしれません。この事も一眼レフと比べるとZ6は、野鳥撮影では不利になると思います。

 

AFポイント

AFエリアは5DM4と比べると広いです。273点のフォーカスポイントが約90%という広い範囲をカバーします。構図の自由度は、Z6の方が優位です。

しかし、フォーカスポイントを移動させるのに背面にレバーがあるのですが、その移動スピードが遅く感じました。これは、カメラの設定もあるのかもしれませんので設定などを色々変えて試してみたいと思います。

フォーカスポイントを変える操作は、5DM4とほとんど変わりなく行う事ができました。

 

AFエリア

Z6のAFエリアは、ピンポイントAF、シングルポイントAF、ワイドエリアAF(L)、ワイドエリアAF(S)、ダイナミックAFの5種類あります。

まだ、使いこなせてないのが理由ですが、ピンポイントAFが設定できない時がありました。その時は、シングルポイントAFで撮影しているのですがシングルポイントの範囲が広く遠くにいる小さい被写体の撮影ではピントが合っているのか分かりづらかったです。

ピンポイントAFが動作しない条件などを調べないとダメかなと思いました。5DM4は設定すれば常時、ピンポイントAFが使えましたので非常にストレスになりました。

 

スポンサーリンク

まとめ

 

今回は、始めてZ6で野鳥を撮影して感じた事を書きました。撮影した日は、風が強く吹いていましたが手振れ補正はよく利いたかなと感じます。カメラを構えるとレンズが風で振られる状況でした。

もう少し使いこなしてから最終的な判断をしますが、現時点では野鳥撮影でZ6を使うのは難しいと感じています。今後、Z6と200-500での使い勝手やZ6での最適な野鳥撮影での設定などを記事にしたいと思います。

せっかくZ6に代替しましたので、一眼レフとの優位性も見つけていきたいと思います。

 

注意

掲載している写真は、Z6と200-500で高速連写で撮影しました。最初の4コマぐらいはピントがあった写真が撮れますし色の表現もいいと思います。
この記事を書いた人
userimg
カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
スポンサーリンク
おすすめの記事