信州松本 上高地のおすすめ散策コースと撮影スポットについて

松本に転勤してきてから6年になりますが、今まで行こう行こうと思っていて、なかなか行けなかった上高地に先日、やっと行ってきました。初めて行ったのですが、その大自然のスケールに圧倒されてきました。

上高地は通年マイカー規制がかかっており、自家用車は釜トンネルより先に行くことができません。近くの駐車場からシャトルバスかタクシーを利用することになります。

また、上高地は徒歩での散策になるので、特に日帰りだと効率良く回らないと時間が無くなってしまいます。

この記事を見てくれた人が効率良く散策できるように、上高地へのアクセスとおすすめの散策コースと所要時間、そして撮影スポットも合わせてご紹介いたします。

 

上高地とは

 

上高地は「特別名勝」「特別天然記念物」

昭和27(1952)年、日本で初めて特別名勝および特別天然記念物に指定されました。「特別名勝」と「特別天然記念物」のふたつの称号をあたえられているのは、上高地と黒部峡谷の2ヶ所のみです。

特別名勝とは

日本国が文化財保護指定して名勝(景色の良い地)のうち、特に価値の高いものとして認められたものであり、国宝と同格として承認された地です。名勝地、景勝地とも呼ばれ国内では松島(宮城)、兼六園、天橋立など35件が指定されています。

特別天然記念物とは

天然記念物の中でも世界的、国家的に貴重なものとして指定されたものです。上高地は「天然保護区域」とも呼ばれ、大切に守り続けねばならない自然です。特別天然記念物は、20件が指定され、保護には国を挙げての徹底が図られています。
上高地は中部山岳公園にあり、日本が誇れる美しい景勝地です。
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上高地へのアクセス

 

車で行く

松本方面からは、松本ICから国道158号を通り沢渡駐車場からシャトルバスに乗って向かうのが一般的です。松本ICから沢渡駐車場までは約1時間。駐車場からシャトルバスで約30分で上高地バスターミナルに着きます。シャトルバスは、約20分おきに出ています。

また、沢渡駐車場から上高地へタクシーで行くこともできます。シャトルバスより値段は高くなりますが、周りの人たちに気を使わないで行くことができます。

気になる料金ですが、沢渡駐車場の駐車料金が一日、600円。シャトルバスが往復で2100円です。タクシーを使った場合は、片道3500円かかります。

 

カイツブリン
上高地は通年マイカー規制がかかっており自動車で上高地に行くことはできませんので、注意願います。

直行バスで行く

新宿バスターミナル、東京駅、渋谷マークシティ、大宮駅、川越駅から上高地への直行バスが1日、1~2往復運行しています。予約が必要な路線がありますので、都度、確認願います。

 

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上高地で散策したコース

 

上高地バスターミナルから河童橋

上高地バスターミナルから河童橋までは歩いて5分ぐらいです。河童橋から見る穂高連峰は圧巻でした。河童橋は幅3.1m、長さ36.6mの木造の吊り橋です。橋上からは上流に穂高連峰、下流に焼岳が望めます。芥川龍之介の小説「河童」の舞台でもあります。

 

上高地に着いて最初に撮った写真です。8時前に撮ったのですが、霧がかかっていました。写真に見える橋が河童橋です。

 

河童橋から明神橋

河童橋から明神橋までは、梓川左岸道を歩き約45分です。林の中の道を歩いて行き、ほとんど見所もなく明神館に着きます。明神館に着くまでの撮影スポットは1ヶ所だけでした。明神館から明神橋までは徒歩で約3分です。

 

梓川左岸道を歩いて明神館に向かっている途中で撮影した写真です。優いつ撮影できた場所でした。

 

明神橋と明神岳です。広角レンズで橋全体と明神岳を一緒に入れて撮りました。この場所は、色々な構図で撮影できる撮影スポットです。

 

明神橋から明神池

明神橋でたくさんシャッターを切った後、明神池に向かいました。明神橋から明神池までは、約600m歩いて5分程の距離です。

明神池は上高地に来たら必ず立ち寄っていただきたい撮影スポットです。明神岳の土砂が湧水をせき止めて出来た、一之池、二之池からなる池です。一之池では参拝でき、二之池には素晴らしい景色が広がっています。

 

注意

明神池は穂高神社神域のため拝観料300円が必要です。
明神池には、枯れ木や岩、池の後ろ側には明神岳が聳え、色々な構図で撮影を楽しめます。かなり足場は悪くなりますが、池の周りを散策することができます。

明神池から河童橋

河童橋から明神池に向かった時は、梓川左岸道を歩きましたが、帰りは梓川右岸道を歩きました。河童橋に戻る途中に岳沢湿原があり、ここでもたくさんの写真を撮ることができます。ここも明神池と一緒におすすめしたい撮影スポットです。

 

岳沢湿原に入って最初の撮影スポットです。水がコバルトブルーで綺麗でした。

 

上の写真の場所から少し歩くと、次の撮影スポットに着きます。最初の場所より少し広くなりました。ここも水が綺麗でした。

 

ここも岳沢湿原内です。シダの葉の色が茶色になっており珍しいと感じます。多分、枯れているわけではないと思いますが。

 

河童橋からウェストン碑

ここまで、約8㎞を歩いていて疲れていましたが、どうせならもう少し歩こうと思いウェストン碑まで行ってみました。河童橋からウェストン碑までは、約1.1㎞、歩いて約20分です。

 

ウェストンとは

明治時代に日本アルプスに魅了され、上高地の存在を世界に広めたのがウォルター・ウェストンです。その功績を称えられウェストン碑が作られました。
再び河童橋に戻り、上高地ソフトクリームを食べて松本の自宅に帰りました。ソフトクリームは、濃厚で美味しかったです。値段は少し高めの400円です。
帰る前の河童橋と穂高連峰です。朝とはうって変わっていい天気になってくれました。

上高地でのおすすめ散策ルート

 

今回、上高地で色々な場所を散策しましたが、僕が次に行った時に散策しようと思っているコースを紹介したいと思います。

沢渡駐車場からシャトルバスに乗り、終点の上高地バスターミナルまで行かないで、途中の大正池で降りて大正池と焼岳を撮影する。大正池から田代池に行き、それから梓川右岸道を歩きウェストン碑に向かう。

ウェストン碑から河童橋に向かう途中にある岳沢湿原で思う存分写真を撮ってから河童橋へ。河童橋と穂高連峰を撮影したら、明神池へ向かう。

明神池でも思う存分撮影したら、明神橋へ。ここから時間があれば古池へ行き、時間が無ければ梓川左岸道を歩いて河童橋へ戻る。

ここまでの工程で約12㎞を歩くことになり、日帰りでの上高地散策には理想的なコースだと感じています。次は春に行こうと思っているのですが、このルートで散策しようと思っています。

 

まとめ

 

今回は、下調べもきちんとしないで、現地でどこに行こうか決めました。大正池に行かなかったことが悔やまれます。

上高地は標高が高く、松本市街地に比べると気温が低いです。上着を1枚持って来るのと長い距離を歩き足場も良くないので歩きやすい靴で来るようにしてください。若い女性がローラみたいな格好をして来ているのを何人か見かけました。

僕が行った時は、紅葉には少し早かったですが、もう一、二週間もすると紅葉も見頃になると思います。僕が行った10月5日は、色づき始めでした。この記事が上高地に行こうとしている人の参考になれば嬉しいです。

あっ、上高地は冬期は閉鎖になるので注意してくださいね。

 

今回、撮影した機材です。

 

この記事を書いた人
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カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
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