
キヤノンの一眼レフカメラEOS 5D MarkⅣと100-400mmLⅡで野鳥撮影を楽しんでいましたが、この度ニコンZ6と200-500mmに代替をいたしました。
Z6を初めて野鳥撮影で使ってみた感想を書きましたが、あまりZ6をおすすめする事ができない記事になってしまいました。12コマ秒の連写ではEVFがカクカクした動きになってしまい被写体を追えないためです。
今回は、野鳥撮影でZ6に代替してよかったと思える事を書いていきたいと思います。
クロップモード
5DM4では、100-400mmの望遠レンズで撮影していましたが、野鳥撮影で400mmは短いと感じていました。Z6にあるようなクロップモードが搭載されていないので、400mmだと遠くにいるカイツブリなどが豆粒程の大きさでしか見えなく撮影には難儀していました。
Z6にボディを変えてレンズも200-500mmに変えたので、焦点距離が100mm伸びました。この100mmでも大きな変化なのですが、Z6にはDXのクロップモードが搭載されていて焦点距離が1.5倍に伸ばす事ができます。500mmが750mm相当で撮影する事ができます。
今まで豆粒程だった被写体が大きく写る事によりピント合わせが楽になりました。
注意
ピントを拡大して確認できる
Z6でファインダーを覗きながらピント位置を拡大して確認した時は、感動してしまいました。簡単にピント位置が確認できたからです。
Z6では、ピントを合わせた後に本体背面の右下にある+ボタンを押すとピント位置を確認する事ができます。そのまま拡大しながら撮影する事も可能です。もちろん拡大しながらAFも追従できます。
一番のお気に入りはファインダーを覗きながら操作できる事です。右手でグリップを握りながら親指で+ボタンを押す事ができます。ただ、慣れるまでは+ボタンの位置を探してしまいファインダーから目を離して+ボタンの位置を確認しないと見つけられないかもしれません。
ただ、4~5回ぐらいからファインダーから目を離さず+ボタンを押す事ができるようになると思います。
前に使っていた5DM4ではできなかった事なので花の撮影などで使える機能だと思いました。ミラーレスカメラの優位点ですね。
ボディ内手振れ補正
一眼レフの多くの機種にはボディ内手振れ補正は搭載されていません。僕の使っていた5DM4もボディ内手振れ補正は搭載されていませんでした。キヤノンやニコンの一眼レフは、レンズに手ぶれ補正が搭載(キヤノンはIS,ニコンはVRと呼ばれています)されているので、手ぶれ補正が付いていないレンズで撮影する時は、手持ち撮影が難しくなってしまいます。
Z6は、ボディ内手振れ補正が搭載されているので、手ぶれ補正の搭載されていないレンズを使用した時にも手持ちで撮影する事ができます。夜景などシャッタースピードを遅くして撮影しなければならない時に三脚が使用できなくても手持ちで撮影できます。
VRが搭載されていないからという理由で購入を見送る事も無くなると思います。
撮影前に撮影状況が確認できる
一眼レフしか使っていない人には何を言っているんだという状況だと思います。ミラーレスは、液晶やファインダーを覗いた時にどういう写真が撮れるのかがシャッターを切る前に確認する事ができます。
ホワイトバランスや露出を変えた時に写真の色味や明るさなどが分かる為、失敗写真が少なくなります。特に露出が分かる事が凄く便利です。被写体等が暗かったら露出を明るくすればすぐに設定した明るさを確認する事ができ自分の表現したい明るさに設定して撮影する事ができます。
慣れてしまえばファインダーを覗きながら露出を変える事も簡単にできます。木の枝に留まっている鳥は大抵暗いので露出が最初から確認できる事は非常に重宝しております。
まとめ
ミラーレスにして良かった事
- クロップモード
- ピントを拡大して確認できる
- ボディ内手振れ補正
- 撮影前に撮影状況が確認できる
以上の4点がミラーレスに変えて良かったと思う事です。
合わせて読みたい
一眼レフもミラーレスも一長一短があります。まだ、一眼レフから代替して日が浅いのでミラーレスの欠点の方が目立ってしまいますが、ミラーレスの長所を生かせるよう野鳥撮影で使い倒していこうと思います。
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価格:299,980円 |