
Warning: Creating default object from empty value in /home/tnys1806/love-camera.com/public_html/wp-content/plugins/easy-table-of-contents/easy-table-of-contents.php on line 1155
皆様、こんにちは。カイツブリンです。
冬に野鳥を撮影していた僕がこれから夏を迎えるにあたり、何を被写体にするかを前に記事にしました。その中で花と野鳥や風景と一緒に撮るのが面白いかなと感じています。そこで、花を撮影するのにカメラの設定をどうしたら綺麗な写真を撮影できるか考えましたので記事にしてみました。
シャッター速度
花が風でぶれないシャッター速度
野鳥撮影でもそうですが、被写体がぶれないように写すためには、1/1000秒以上のシャッタースピードで撮影する必要があります。花は風の影響を受けやすいため、シャッター速度を間違えると手ブレだけでなく被写体ブレも引き起こす原因となります。
POINT
シャッター速度を操る事でできる表現
シャッター速度を遅くする事でわざと花をぶらして風の強さを表現したり、背景にある川の流れの動感を表現したりすることができます。被写体をピタリと止めて撮影するのか、被写体をぶらして撮影するのか表現方法を自分で考えてシャッター速度を設定する必要があります。
注意
絞り値(F値)
背景をぼかすかパンフォーカスで撮影するのかを決める
絞り値を開放にする(絞り値を小さくする)
この写真は鳥にピントが合っていて背景の花がぼけていますので、主題が鳥だと解る写真です。
絞り値を開放にする事で背景をぼかして撮影する事ができます。背景をぼかして撮影する事で一輪の花を目立たせたい時に有効です。ズームレンズでは、開放絞り値が2.8のレンズが一番背景をぼかして撮影する事ができます。
豆知識
絞り値を絞る(絞り値を大きくする)
パンフォーカスの作例です。風景写真では、絞りを絞って全体的にピントが合っている写真を撮るのが基本となります。
絞り値を絞ると全体にピントが合っている写真を撮る事ができます。これを「パンフォーカス」と呼びます。広大な花畑やひまわりと青空との風景をパンフォーカスとして写したい時に絞りを絞る必要があります。
注意絞りを絞り過ぎると回折現象で、画質が低下してしまいます。
回折現象の原因
画質に変化をもたらす原因のひとつとして、「回折現象」があります。回折現象とは、光や音などの波動が進むとき、障害物に遮られるとその背後に回り込む現象のことです。例えば、声が塀の向こう側に届くのも回折現象の影響です。
写真撮影においては、絞りの背後に回り込んだ光が撮像素子まで届かなくなるため、解像力の低下したねむい画質になってしまいます。この現象は、絞りの径を小さくする(絞り値を大きくする)ほど顕著に表れる特性があります。
POINT
ホワイトバランス
花の色を忠実に再現する場合は、日中屋外での撮影では、ホワイトバランスは太陽光にしておけば大きな失敗は防げると思います。
ほとんどのカメラにはオートホワイトバランスが搭載せれていますが、オートで撮影すると撮影結果にばらつきが出る可能性があります。また、オートホワイトバランスだと正確な色再現にならない可能性もあります。
ホワイトバランスとは
さまざまな色合いの光源のもとで、望んだ色調の写真を撮るための補正の事です。白い被写体を白く写せるようにホワイトバランスと呼ばれています。
メーカーによって呼び方は変わりますが、オート、太陽光、日陰、曇り、蛍光灯、白熱電球、自分で色温度を設定する事もできる機種もあります。
露出
花の色を見たままの色で再現したい時に濃い色の花は少し明るく撮る事で色が出てきますが、淡い色の花は明るく撮ってしまうと色が抜けてしまうため少しアンダー気味に撮影すると色がはっきりと出ます。
仕上り設定
デジタルカメラにはスタンダードやニュートラル、ビビット、風景などの仕上り設定が搭載されています。その中の風景は階調にメリハリが出て色鮮やかになる一方、赤、緑、青の彩度が強まる傾向があります。その為、色飽和が起こしやすくなり、のっぺりとした写りになる可能性があります。仕上り設定は色飽和に注意して風景に設定するのがいいですが、色飽和が気になる場合はスタンダードやニュートラルに設定して撮影するのがいいと思います。
ポイントキヤノンではピクチャースタイル、ニコンではピクチャーコントロールと呼んでいます。
まとめ
- シャッター速度
- 絞り値
- ホワイトバランス
- 露出
- 仕上り設定
基本的な上記の5点を押さえておけば大丈夫だと思います。表現の意図によってそれぞれの設定は違ってきますが、試行錯誤を繰り返して覚えていけば早く上達します。
今年は、花のある写真をたくさん撮りたいと思います。