ニコンD6とキヤノンEOS-1DX MarkⅢのスペックを比較します。

ニコンD6が2020年3月に発売されるのが発表されました。すでに、キヤノンEOS-1DX MarkⅢが2月14日に発売され、オリンピックイヤーである今年、ニコンとキヤノンのフラグシップ機の新機種が揃うことになります。

ニコンユーザーの人もキヤノンユーザーの人も、D6とEOS-1DX MarkⅢ(以下1DX3)がどのように仕上がっているのか気になるところだと思います。また、D850やD500、キヤノンなら5D4や7D2からの代替を考えている人も気になっていると思います。

今回はD6と1DX3の主なスペックを比較し、どのような違いがあるのかチェックしていきたいと思います。

僕は動画は撮らないので、動画性能を知りたい人はスルー願います。

1有効画素数

 

D6 2082万画素
EOS-1DX MarkⅢ 約2010万画素

 

有効画素数は両機種共にほぼ同じです。噂ではD6も1DX3も画素数を増やしてくると思われていましたが、両機種とも旧機種とほぼ同じで画素数を据え置いてきました。

しかし、画像処理エンジンを最新の物を搭載されていますので、画質は向上しているようです。

 

スポンサーリンク

2常用ISO感度

 

D6 100-102400
EOS-1DX MarkⅢ 100-102400

 

常用ISO感度はD6も1DX3ともに100-102400です。D6はD5と同じですが、1DX3は1DX2に比べ1段向上させて51200から102400に上げてきました。

どちらも同じ常用ISO感度ですが、高感度撮影に定評のあるフラグシップ機ですので、どちらを選んでも大差無いと思います。

 

スポンサーリンク

3高速連続撮影

 

D6 14コマ/秒
EOS-1DX MarkⅢ 16コマ/秒

 

D6は14コマ/秒、1DX3は16コマ/秒の連続高速撮影が可能です。1DX3の方がD6より2コマ/秒、速く撮影することができます。1DX3は、ミラーアップ時では20コマ/秒の高速連続撮影が可能です。

D6の14コマ/秒でも十分な性能ですが、高速連続撮影では16コマ/秒可能な1DX3の方が一歩上回っています。

 

4測距点数

 

D6 105点
EOS-1DX MarkⅢ 191点

https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d6/

 

https://cweb.canon.jp/eos/lineup/1dxmk3/

D6は全点選択可能の105点。D5の153点より減っていますが、選択可能な測距点は55点から105点に増えています。全点クロスセンサーで、その内の縦・横の3列ずつがトリプルセンサーを配列しておりAF性能が強化されています。

一方、1DX3は191点の測距点数で、その内クロス測距点は最大155点です。こちらも、1DX3の61点より大幅に増やしており、AF性能が強化されています。

さすがフラグシップ機であるだけあって、両機種ともAF性能を大幅に強化してきています。トリプルセンサーで、より小さな被写体にもピントの合いやすくなったD6か191点の測距点数でAF可能な1DX3か甲乙つけがたい状況です。

 

5瞳AF

 

D6も1DX3も瞳AFが可能のようです。ミラーレスカメラでは一般的になった瞳AFが一眼レフカメラでも可能になったのは凄い進歩だと思います。

 

6測距輝度範囲

 

D6 -4.5~20EV
EOS-1DX MarkⅢ -6~20EV

 

暗い場所でAFを合わせることが出来る目安として測距輝度範囲があります。数字が低いほど暗い場所でAFが可能になります。

D6は-4.5ですが、1DX3は-6です。1DX3の方が暗い場所でのAFに優位ですが、D6の-4.5も十分な性能です。

 

7記録メディア

 

D6も1DX3もCFexpressカード対応のダブルスロットを採用しています。より高速連続撮影をしても書込み速度も速いのでバッファ詰まりも無くなります。

D6はD5で採用していたXQDカードにも対応しているので、D5からの代替でもそのままXQDカードを使うことができます。

 

8価格

 

D6 約72万円
EOS-1DX MarkⅢ 約80万円

 

本体価格が1DX3の方が約8万円高いです。1DX3の方が機能的に少し優れていますが、この価格差をどう考えるか。記録メディアや予備バッテリーなどの付属品の購入を考えると、D6の方が価格的にいいかもしれません。

 

まとめ

 

ニコンとキヤノンのフラグシップ機の新機種であるD6と1DX3の主なスペックを比較してみました。1DX3はAFの測距点数の大幅な増加など、1DX2より目を見張るスペックアップが見受けられましたが、D6はAFの強化等、確実にそして堅実に仕上げてきた印象を受けます。

もしかしたら、一眼レフカメラのフラグシップ機の最後のモデルになってしまう可能性があります。ニコンかキヤノンのフラグシップ機一眼レフカメラを検討している人は、ぜひ参考にしていただき最高のカメラで撮影を楽しんでもらえたらと思います。

 

この記事を書いた人
userimg
カイツブリン
長野県松本市在住です。長野県の中信地方で野鳥撮影を中心に一眼レフカメラを趣味として楽しんでいます。
長野県の色々な情報を発信していきたいと思います。
スポンサーリンク
おすすめの記事