
長野県の高校野球は来春の選抜大会を目指して、各地区の予選会が開催されています。北信、東信、中信、南信の各地区の上位校が県大会に進めます。中信地区は6校が県大会に出場できます。県大会の上位3校が北信越大会に出場でき、北信越大会で決勝戦まで進めば、ほぼ来春の選抜大会に出場できます。
北信越大会は、長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県の各県大会で上位まで勝ち抜いた代表校が出場します。(多分、各県3校で開催県のみ4校)北信越地区の選抜出場枠は2校ですので、決勝戦まで進めばほぼ選抜大会に出場できるわけです。
中信地区の準決勝を観戦に行き、D5で試合を撮影してきました。何回か野球撮影をした事があるのですが、D5では今まで撮れなかったシーンが沢山撮る事ができました。
今回は、D5で野球撮影をした感想、特にAF性能についてお話ししたいと思います。
D5で高校野球を撮影した写真を紹介
D5とニコン200-500で高校野球を撮影した写真を紹介いたします。
バッティングシーン
上の2枚の写真は、いずれもバットがボールに当たる瞬間を捉えたものです。2枚ともヒットになり、下の写真はレフト線を破るタイムリーヒットになりました。
D5の12コマ秒の連写と高いAF追従性能によって撮れた写真です。撮影のコツは顔にピントを合わせておき、両目を開けてピッチャーの動きを確認し、投球モーションに入ったら連写を開始します。D5はRAWでも200コマを連写で撮影する事ができるので、バットを振り始めから振り終わるまで連写を行うことができます。
もちろん、100%バットにボールが当たる瞬間を撮れるわけではありませんが、D5なら上のような写真を撮れる可能性がぐっと上がります。
守備のシーン
レフトフライをキャッチする瞬間を撮りました。高く上がったフライの撮影は簡単です。打球の方向を確認して、顔にピントを合わせて連写をするだけです。
ただ、D5のAFスピードと連写能力が無いと難しいかもしれません。ピントが合ってシャッターボタンを押しても、ピントが合うのが遅かったら、すでにフライを撮り終わっているかもしれません。
レフトの頭上を超えた打球をショートの選手が中継に入ったところを撮影しました。レフトからの中継のボールをショートがキャッチする前のシーンを撮る事ができました。上手くボールとキャッチする前の動作を撮影出来ているのではないでしょうか。
この写真もD5の12コマ秒で連写をした中のベストな1枚を選んだものです。
牽制シーン
ランナーが1塁に出て牽制して帰塁した瞬間を撮りました。ボールを撮る瞬間とランナーの帰塁の瞬間を上手く撮れたのではないでしょうか。よくこういうシーンを撮影するチャンスは多いのですが、カメラを構えている時に限って牽制しなかったり、バッティングを撮影しようとしている時に牽制したりとなかなかタイミングが合いませんでした。
それでも、何とか牽制するシーンを撮影することができました。これも、D5の12コマ秒の連写をした中の1枚を選んだものです。牽制シーンは、ランナーにタッチする瞬間とか色々なシーンも魅力的ですが、今回はキャッチする瞬間の写真を紹介させていただきました。
D5で高校野球を撮影した感想
D5での野球撮影で優位なこと
- 12コマ秒の連写
- RAWで200コマ連続撮影できる
- AFが合う速さ
- AFの追従性能
D5で高校野球を撮影して感じた他機種と比べて優れている機能は、上記の4点です。12コマ秒の連写は、バッティングシーンなどでバットにボールが当たる瞬間を撮れる可能性が上がります。D500でも撮影した事があるのですが、2コマの差は大きいと感じました。D500や7DM2の10コマ秒の連写でも撮れる確率は少し下がりますが、十分に撮る事が可能です。
RAWでの200コマ連続撮影できるというのはバッティングの振り始めから終わりまで、バッファ詰まりを起こすことなく撮影する事ができます。ピッチングの撮影にしても同様です。連写した中からお気に入りの1枚を選ぶ事ができます。
守備のシーンや盗塁のシーンなどを撮影する時にはAFが合うスピードが重要になります。咄嗟にカメラを構えて撮影しなければならないので、AFスピードが遅ければシャッターチャンスを逃す事になります。D5では、このようなシーンでの撮影でも安心して行う事ができます。ただ、守備のシーンに関しては打球の行方を素早く確認しなければならないど、テクニックも必要になると思います。
AFの追従性能も重要になります。スポーツ全般に言えることですが、野球は動きがあります。D5の高いAF追従性能は、あらゆるシーンで重宝します。
まとめ
お盆休みに甲子園を見ていて一眼レフで撮影している人がテレビに多く写り、秋の大会を撮影したいと思っていました。久しぶりの高校野球の観戦と撮影は楽しかったです。
野鳥撮影もそうですが、D5での動体撮影は本当に快適でした。東京オリンピックも来年開催されるので、スポーツ撮影を始めてみたらいかがでしょうか?今週からラグビーのワールドカップも開催されますよ。
今回、撮影した機材です。