
一眼レフを趣味にして4年が過ぎました。その間カメラ機材を何回も更新し撮影に必要なアイテムもたくさん購入してきました。カメラアイテムは購入して良かった物と使用頻度がほとんど無い物とがあります。
カメラを始めて間もない人は、撮影を補助してくれるアイテムについて何を購入したらいいのか分からないと思います。そこで、今回は僕が購入して良かったと思うアイテムと、購入したけどほとんど使う機会のないアイテムを紹介していきたいと思います。
撮影必需品
記録メディア
カメラとレンズを付けて撮影しても、記録メディアが無いと撮影した写真を保存することができません。カメラを購入した時に必ず購入しなければならないのが記録メディアです。
機種によって記録メディアは違いますが、SDカードが一般的です。一部の機種は、CFカードやXQDカードを採用していますので購入時に確認してください。
また、容量によって保存できる枚数がちがいますので注意してください。RAWで撮影するかJPEGでの撮影かでも変わってきます。カメラの画素数でも必要な容量が変わります。一般的には、32GBから128GBの物を購入すれば十分だと思います。
僕は、約2000万画素のD5で64GBのXQDカードを2枚使っています。JPEGでの撮影では十分ですが、RAWでの撮影だと1200枚ぐらいしか保存できません。128GBのXQDカードが1枚欲しいです。
液晶フィルム
液晶フィルムは、背面モニターに貼るフィルムです。これは必需品ではないですが、あった方がいいと思います。撮影した画像を確認する時に、液晶に傷があると十分な画像確認ができなくなってしまいます。
フィルムは機種毎に発売されており高価なものではないので、保険的な意味でも貼ることをオススメします。3000円ぐらいのフィルムも販売されていますが、1000円ぐらいのフィルムで十分です。
フィルター類
レンズ保護フィルター
レンズ保護フィルターは、レンズを落下させてしまった時などに衝撃から守ってくれるフィルターです。このブログで保護フィルターの重要性を書いたことがあります。望遠レンズを落下させてしまい保護フィルターを付けていたおかげで、レンズが無事だった体験を書いていますので参考にしてください。
もし、レンズが割れていたら修理代が高額になっていた可能性があり、買い替えるにしても20万円以上の出費になっていました。保護フィルターが割れただけで済んだので、保護フィルターを買い替える費用だけで済みました。7,000円ぐらいでした。
撮影中は何が起こるか分からないので、高価なレンズを守るためにも保護フィルターを付けることをオススメします。
PLフィルター
PLフィルターとは、Polarized Light(偏光)フィルターの略で、偏光膜を利用したレンズフィルターです。2枚のガラスの間に偏光膜をサンドイッチした構造になっており、偏光膜の向きを回転させるための回転枠構造になっているのが一般的です。PLフィルターには、主に2つの効果が期待できます。
水面やガラス面、花びらの表面のテカリを抑え、被写体本来の色彩を鮮やかに映し出します。(反射除去効果)
空気中のチリやホコリによる乱反射で空が白っぽく写るのを防ぎ、青空をより濃く表現して白い雲とのコントラストを高めます。(色彩コントラスト効果)
風景撮影時に青空をより青く撮影したいと思い購入しましたが、購入してから1回しか使っていません。使い方が悪かったのか、あまり効果が確認できませんでした。
NDフィルター
NDフィルターとは、ニュートラル・デンシティー(Neutral Density)フィルターの略で、直訳すると「中立な濃度のフィルター」と言う意味になります。目で見える範囲の光を均等に吸収するよう設計されており、発色に影響を与えることなく、光量のみを少なくします。
NDフィルターのNDの後に続く番号は、入射する光の量を何分の1に減らすことができるかを示します。
入射する光が抑えられる分、NDフィルターがない状態で撮影するときと比べ、絞りをより開いて、またはシャッタースピードをより遅くして撮影することが可能になります。
晴れた日に滝などの撮影で水の流れを滑らかに表現したい時や背景をぼかした写真を撮りたい時などに、シャッタースピードを遅くしたり絞りを開いたら露出オーバーになってしまう時に、NDフィルターを使うことでシャッタースピードを遅くしたり絞りを開けて撮影することができます。
PLフィルターと一緒に購入しましたが、NDフィルターは購入してから1回も使っていません。
三脚と一脚
三脚
三脚は、3本の脚を持つカメラを支えるための道具です。三脚を使うとシャッタースピードを遅くしても手ぶれを気にしなくても撮影できます。特に夜景や花火を撮影する時に重宝します。
僕は一眼レフを始めて早い時期から三脚を購入しましたが、年に一度使うぐらいで使用頻度は少ないです。よく観光地などに行くと三脚を立てて風景などを撮影している人をよく見かけると思います。僕は、ずぼらな性格なので三脚を建てる手間をかけるなら、手持ちで早く撮影したいタイプの人間です。
一脚
一脚は、1本の脚を持つ物です。三脚は自立できますが、一脚は脚が1本しかないので自立することができません。その為、常に自分で支えていないと倒れてしまいます。一眼レフカメラに望遠レンズを付けるとかなりの重量になり、長時間の手持ち撮影は腕が疲れてしまいます。一脚を使うと重さを感じることなく撮影できます。
僕は、体育館で卓球の試合を撮影するのに購入しました。重さ対策だけではなく、手ぶれの軽減にも役立ちます。野鳥撮影でも使っていますので、三脚よりも一脚を使う方が多いです。
リモートレリーズ
リモートレリーズは、カメラのシャッターボタンを押さなくてもシャッターが切れる物です。主に三脚と併用して花火や夜景など手ぶれを抑えた撮影ができます。レリーズを使わなくても夜景など撮影する事はできますが、シャッターボタンを押すとミラーショックでぶれを起こすことがありますので、微細なぶれも起こしたくない時はレリーズは必須アイテムとなります。花火撮影の時はバルブモードで撮影する事が多いので、レリーズを使うと簡単に撮影することができます。
バルブモードとは?
ドライボックス
ドライボックスは、カメラとレンズを保管する衣装ケースみたいな箱です。衣装ケースとの違いは蓋にパッキンが付いていて密閉性が高められているのと、蓋の裏側に乾燥材を収納できるケースみたいなのが付いています。湿度計も一緒に入れておけばカメラの保管に最適な湿度を保つことができます。
適切な湿度で保管しないと高価なカメラやレンズにカビが発生してしまう可能性があります。安価で気軽に購入できるので、僕はドライボックスでカメラとレンズを保管しています。
ショルダーストラップ
ショルダーストラップは、たすき掛けできるカメラストラップです。一眼レフに望遠レンズを付けた時の安定性が抜群によくなり、重さも感じられず長時間の移動も楽になります。欠点があるとしたら、軽いレンズを付けた時に安定性がなくなることです。
カメラバック
カメラバックは、カメラとレンズを持ち運ぶ為のバックです。色々な種類のカメラバックがあり、大きさもまちまちです。使用しているカメラやレンズをどのくらい収納するのかで必要なカメラバックが変わってきます。
カメラバックは、カメラやレンズを収納するスペースに傷がつかないよう仕切りがあるのが特徴です。また、クッション性が高いのも特徴です。仕切りはマジックテープ式になっており、機材の大きさによって自由にスペースを確保することができます。カメラやレンズの他に三脚やノートパソコンなどの収納スペースがある物が一般的です。撮影に必要な物を一通り持って行くことができます。
カメラバックは高価な物が多いので、持っているカバンにインナーケースを入れて持ち運ぶのもオススメです。超望遠レンズなどの大きな機材は難しいですが、ミラーレスカメラなどのコンパクトな機材でしたら無理にカメラバックを購入する必要はないと思います。
クリーニング関係
ブロアー
ブロアーは、カメラやレンズに付いた埃などをエアーで飛ばす物です。握るところが丸くなっており、そこを握ると先端からエアーが出ます。価格も安価なので、必ず購入したい物です。
撮影から帰ってカメラをドライボックスにしまう時に、必ずブロアーで埃を飛ばしてから収納しています。また、撮影にも持って行って、レンズ交換をする時にもブロアーを使っています。カメラのセンサーやレンズに埃の進入を防ぐのに役立つ商品です。
レンズペン
レンズペンは、レンズに付いた指紋や汚れを取ってくれる物です。レンズにはコーティングが施されている物があるので、ティッシュペーパーなどで拭くとコーティングが剝がれる可能性があります。レンズペンは、コーティングを剝がすことなく、簡単にレンズに付いた汚れを落としてくれます。
まとめ
カメラを趣味にするとカメラとレンズの他にも色々なアイテムが必要になります。撮影用途によって必要な物、必要じゃない物がありますので、自分が何を撮りたいかを明確にしてアイテムを購入していく必要があると思います。
一気に揃えなくても必要な物を少しづつ揃えていけばいいと思います。ただ、カメラを購入した時に一緒に購入した方がいい物を上げます。
カメラを購入したら一緒に購入した方がいい物
- 記録メディア
- 液晶フィルム
- レンズ保護フィルター
- ドライボックス
- ブロアー
上記の5点は、早く揃えた方がいいと思います。カメラを傷や埃などから守ってくれる物がほとんどです。アイテムについて何を購入すればいいのか迷っている人の参考になれば嬉しいです。