
持っている三脚と3WAY雲台で野鳥を撮影したことがあるのですが、3WAY雲台では野鳥を追うことができず、全く撮影することができませんでした。
それから野鳥撮影に最適な三脚と雲台について調べ、耐荷重のある三脚とビデオ雲台が野鳥撮影の主流だと知りました。
昨シーズンは手持ちで白鳥の撮影をしていたのですが、一眼レフと望遠レンズで一日撮影するのは少し辛かったです。撮影している時は重さを忘れられるのですが、白鳥が飛び立つ姿を待っている時に特に重さを感じていました。椅子に座って待機している時も、ショルダーストラップに付けいているカメラが邪魔でした。
そこで今年はビデオ雲台を使って白鳥を撮影したいと思い、三脚とビデオ雲台についていろいろ調べ、ベルボンのプロフェッショナル・ジオV840BWとFHD-81の三脚とビデオ雲台のセットを購入しました。
在庫が無く商品が来るのはもう少し先なのですが、僕がどうしてベルボンの三脚とビデオ雲台のセットを購入したのか、そして購入を検討した製品についてお話したいと思います。使い勝手などのレビューは、商品が届いて何回か使用してからしようと思っております。
購入を検討した三脚メーカー
GITZO(ジッツオ)
まず、一番最初に検討した三脚メーカーはGITZO(ジッツオ)です。三脚の老舗メーカーであり、堅牢で安定性・操作性が高いので野鳥撮影では定番のメーカーです。
ジッツオの4型の三脚は、脚径が37mmと太く耐荷重も25kgと高いので購入の第一候補でした。
4~5万円で購入できると思っていた僕は、マップカメラの価格を見てビックリ。ジッツオの三脚はどれも10万コースです。ほんと目ん玉が飛び出るかと思いました。そこそこいい雲台を購入すると16~18万円もします。デザインも良くスペックも最高だったのですが、価格で断念しました。
Manfrotto(マンフロット)
第二候補に検討したのがManfrotto(マンフロット)です。マンフロットの三脚はジッツオに比べ安価ですが、耐荷重は少し劣っています。脚を伸ばしたり縮めたりする操作がレバー式なのもマイナスポイントでした。レバー式はジッツオなどの回転式に比べメンテナンスがしづらいという欠点があります。
しかし、マンフロットは三脚と雲台がセットになって販売されており、ジッツオの三脚とマンフロットのビデオ雲台との組み合わせより3万円から5万円ほど安く購入できます。三脚の操作性がもう少し良かったら、マンフロットのセットを購入していたかもしれません。
Leofoto(レオフォト)
三脚について調べているとLeofoto(レオフォト)というメーカーがコスパが良く、品質が良いというレビューを見つけました。レオフォトは三脚メーカーとしては後発ですが、ここ数年で台頭してきたメーカーです。会社は中国にあります。
レビューなどを見ると作りもしっかりとしていて、ジッツオの約3分の1の価格で購入できるコストパフォーマンスのいいメーカーという高い評価でした。デザインも良く耐荷重が高い機種も多くマンフロットとかなり悩みました。
中国製を否定するわけではないのですが、僕は仕事で中国製の商品を販売していて、作りが良くないメーカーが多くトラブルが頻発して悩まされていました。そのため、中国製というのが最後まで引っ掛かりました。
もし、僕が首都圏に住んでいてビックカメラなどでレオフォトの三脚を見ることができ、その品質に満足できたならレオフォトの三脚を購入していたと思います。それだけ、レオフォトの三脚の価格は魅力的でした。
ポチる寸前までいったのですが、商品を見ていないのがどうしても気になり購入に踏み切れませんでした。
購入を検討したビデオ雲台雲台メーカー
雲台に関して検討したメーカーは、購入したベルボンの他はマンフロットです。マンフロットのビデオ雲台は商品の種類が多く価格も安かったので、ベルボンのFHD-81を見つけるまではマンフロットの雲台を購入するつもりでした。
しかし、マンフロットのビデオ雲台について調べていくうちに厳冬期に動きが悪くなったり、三脚からシューを取り外しする時に操作がしづらいというレビューが目につきました。
グレードのそこそこ高いナイトロテックN8(MVHN8AH)は-15°の操作環境なのでいいかなと思っていましたが、窒素封入式の「ナイトロジェンピストン機構」を採用しているのが気になりました。最新式の技術らしいのですが、窒素を封入していて、もし窒素が漏れた時はどうするの?という疑問が頭から離れませんでした。
レオフォトの三脚とMVHN8AHとの組合せで悩んだのですが、レオフォトは中国製なのと雲台がフラットベースなので水平を取りづらいと思われることが購入を躊躇する理由となってしまいました。
ベルボン V840BW+FHD-81を購入した理由
それではベルボンの三脚とビデオ雲台のセットを購入した理由についてお話ししたいと思います。
日本製でアフタフォローがしっかりとしてそう
ジッツオとマンフロットは欧州メーカーでレオフォトは中国メーカーです。ベルボンは日本のメーカーで製品がしっかりしていると思われること。部品の供給など、アフタフォローがしっかりと対応していることが安心できました。
V840BWの三脚がしっかりしている
ジッツオやレオフォトの三脚には耐荷重25kgの物があるのに対しベルボンのV840BWは耐荷重10kgです。ジッツオやレオフォトの耐荷重の半分以下ですが、デジカメウォッチのレビュー記事を読むと5kgの機材を載せても十分余裕があると書いていました。
僕のメイン機材であるニコンD5と200-500mmの組み合わせで約4kgなので十分に使えると判断しました。
FHD-81のビデオ雲台がかなりよさそう
-40°でも使用できる
FHD-81は-40°でも快適に使用することができるようです。マンフロットのMVHN8AHも-15°まで使用可能ですが、松本の厳冬期の最低気温は-10°を下回ることもありますので、より使用可能温度の低いFHD-81を選択しました。
早朝の白鳥撮影やいつかは北海道で丹頂の撮影をしたいと思っている僕にとってはFHD-81の-40°で使用できるのは魅力的でした。
カウンターバランス範囲が広い
FHD-81のカウンターバランス範囲は4.5~10.5kgで無段階で切替ができます。D5と200-500mmで約4kgですので、現行の機材でも使え、万が一、600mmクラスの単焦点レンズを入手できたときを考え、カウンターバランスに余裕がある方がいいと思いました。
カウンターバランスとは
FHD-81は単品だと10万円オーバーの商品である
FHD-81は価格コムの最安値でも10万円を越える商品です。三脚とビデオ雲台のセットで15万円ぐらいで購入したのですが、セットだと約7万円でFHD-81を入手できる計算になります。
単品で10万円を越える雲台は、最高メーカーであるザハトラーとベルボンのFHD-81でけじゃないでしょうか?価格の高い雲台は、良い商品だろうという安易な発想でFHD-81を選びました。
僕の使っているインターネットのお店ではザハトラーの取り扱いがありませんでしたので、購入の対象にはなりませんでした。
V840BW+FHD-81のレビューが少ない
レビューが少ないのは製品の人気が無いのかなとも懸念しましたが、多分、雲台の価格が高く認知度が低いためと判断しました。価格コムの口コミでも数件の投稿しかありませんでした。
レビュー記事の多いジッツオの三脚とマンフロットの雲台のセット、またはマンフロットのセットで最後まで悩みましたが、自分がベルボンのセットを購入して使ってみることでレビュー記事を書いてみようと思いました。
良いこと悪いこと正直にレビューするつもりです。
まとめ
ベルボンの三脚とビデオ雲台のセットを購入した理由
- 日本製でアフタフォローがしっかりとしている
- V840BWの三脚がしっかりしている
- FHD-81のビデオ雲台がかなりよさそう
大きく分けて上記の3点がベルボンのV840BWとFHD-81のセットを購入した理由です。
近くに大きなカメラ店がなく実物を見ないでベルボンを選んだのですが、この判断が正しかったのかまだ分かりません。在庫が無く商品が届くのを待ちわびている状況です。
まだ、商品を使っていないので自信を持っておすすめは現時点ではできないのですが、良さそうな商品だとは思っております。何回か使用してのレビューも記事にしたいと思っておりますので、続報をお待ちください。